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菓子職人(第9話)バイク事故
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菓子職人(第9話)バイク事故

国道15号線、鶴見の六角橋上り線で、右折してきたコンテナートラックに激突して、新車のGSX400シルバー納車から2週間で大破。

長崎の自動車学校で三段階から、蒲田の自動車学校に転校して、自動車免許を取得して勢いで、中型二輪を取って、上野のバイク屋から意気揚々と帰ってきて、楽しみにしていたバイクが、ほんの何回目かのお出かけで、フロントフォークが曲がり、タイヤはなくなり、フレームが曲がって、廃車、地面に落ちた部品を拾い集めてポケットに入れたのを覚えています。

幸いコンテナートラックが、コンテナーを積んでいなかったので、衝突した後、その上を飛び越えて地面に受け身して助かったらしい。

救急車で運ばれて、誰かから、大丈夫ですか?と尋ねられて、大丈夫ですと何度も答えた覚えがある。

できれば、現実を少しでも小さくしたい、仕事に支障を来したて、本心会社を首になるのが怖かった。

行く場所がなくなるのが怖かった。

結局、次の日会社に行ったら、みんなからお化けを見るような目で見られていた。

身内がそばにいないから、警察はおそらく会社に連絡したのだろう。

不思議と怪我はなく、それでも80㎞(申告は55㎞くらい言ったと思う。)からの急制動で、あちこち痛かったのは、事実で、なにしろ、生きてゆくのが精いっぱいで、世間知らず、知り合いに弁護士の先生がいるわけないし。

この話は、青春の門なんてカッコいいものじゃない、この行動はすべてについてがこの調子で、力任せ。子供が学校でいじめられて帰って親に黙って部屋に入っていったのと何ら変わるところがない。

若い世代の人たちは、今、デジタル情報時代で冷静でかしこい人ばかりだと思いますが、できれば、直属の上司(当時は神様より偉い人、閻魔様より怖い人だと勝手に思い込んでいた、職人のオヤジですから)に相談して指示を仰ぐほうがよろしいのではないでしょうか?

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