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菓子職人(第二話)
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菓子職人(第二話)

はじめに、これからパティシエを目指しておられる方もおいでになると思います。こちらの物語は少しでも、そういう方にお役に立てばという思いから書かせていただきます。

時間の都合から、文脈が前後したり、読みづらい乱文になった場合はご笑読下さいね。

昭和55年の長崎駅から見上げる稲佐山は、その昔、瓊の浦と呼ばれる鶴が翼を広げた形に見える(鶴の港)を見守っているようにそびえる景色が見えました。

母親に見送られながら、上京する17歳の少年は不安というより、怖いものなし。かといって学業はほとんどだめで、とりえもなし。東京に知り合いもいない。何があっとのかというと、若さと体力だけだった。

品川のホテルに集団就職して、研修を受け、トレーニーバッチを頂き、大田区の社員寮に住み、初任給¥78,000、寮費¥3,000、食事一食¥100で、ご飯食べ放題、お風呂は大浴場で、先輩と二人一部屋。

道路を隔てた、向かい側に第二の社員食堂と呼べる居酒屋があり、同僚や先輩と一緒に語らい、お酒の洗礼を受けた場所でした。

では、会社の勤務はというと、12時出勤、14時出勤、泊り明け泊り明け公休の4日出て、公休という5日が一週間という勤務でした、もちろん最初は、いろんな部署を経験させていただきました。

今日は、これまで。

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